授乳意識からみるベトナム人女性のキャラクター

ベトナムに来て妊婦を見る機会が増えましたが他人の授乳風景を見る機会も増えました。「なんで他人の授乳風景を見る機会が増えるの?」と思う人もいるかもしれませんがベトナムでは人前で平気で授乳する人も結構いるものです。今回はベトナム人女性の授乳について思うところを書きます。

どこで授乳する?

外出先で授乳する場合、イオンモールなどのショッピングセンターでは子ども用品の近くに授乳室が完備されているところもありますが、人によってはその辺のベンチに座ってそのまま授乳している人もいます。ケープとかで特に隠すわけでもなく、堂々とあげてますので当人的に恥ずかしい云々とかの感覚はないのでしょう。

他にもバスの中でそのまま授乳なんてのもありますし、それ以外の公共の場で授乳している人を見ることはこちらではよくあります。

ただ皆がみんなどこそこ構わず授乳できる感覚があるというわけではなく、この辺りの羞恥心はその人の育った環境や本来の性格によるところが大きいように思われます。全然気にしない人は服装が家の中と大して変わらないような恰好で日頃そのまま外に出てきてますし、やっぱり田舎にいけばいくほどその傾向が強くなります。一方小綺麗な恰好をしている人で人前で堂々と授乳している人はあまり見かけません。

授乳に対する感覚

人前で堂々と授乳できるかどうかは「羞恥心」と「他人への配慮があるか」ではないかと。後者の感覚を持っている人は授乳に限らずそれ以外の振る舞いでも相手の視点に立って考える人が多く、日本人と接していても感覚的な部分で比較的通じやすいことが多いです。(「授乳行為は赤ちゃんにご飯を食べさせるようなもので、それ自体は微笑ましい光景だから不快に感じるなんてことはない」という価値観で生きていれば配慮もクソもないでしょうが。。。)

そういえば数年前に妻が自宅で授乳をする際に少し注意というかお願いしたことがありました。それは食事中に私の目の前で授乳をしないでくれということです。子どもが欲しがるにしてもご飯を食べている正面で乳を出されるのはいい気がしなかったので場所を変えてくれとお願いしました。

人によっては全然気にしないことかもしれませんが、たとえ自宅であってもどこそこ構わず自由に授乳するのはどうかと思う、私はそういうスタンスです。

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