ベトナム人からもらった気持ちだけ嬉しかったお土産

ベトナムに住んでいますとベトナム人からお土産をもらう機会がよくあります。しかし中にはこれはあまりいらないなと思うお土産もありまして、今回はその代表例を3つあげます。(あくまで個人的な感想なので以下にあげるものが絶対的に不味いとかいうものではありません。)

ありがた迷惑なお土産①:bánh đậu xanh

知らない人は見ても何かよく分からないお菓子です。緑豆をすり潰したものと砂糖を練り合わせた甘い固形物。ベトナムは北部のHải Dương省の特産として知られており、ハノイ市内のスーパーなどでも手に入ります。よくお茶と一緒に食べるとおいしいと言われますが、要はこれ自体が凄く甘いのでお茶の苦みと合わさるといいバランスになるからだと思われます。

この味自体はそこまで嫌いではないんですが、如何せんお土産としてもらう一箱に入っている量が多すぎるんですよね。個人的には箱に入っている一塊だけで十分で、この箱に入っているの全てを食べるのは正直飽きます。また同省出身の人それぞれからもらう機会がありますので、過去に貰ったものが溜まっていくなんてことも。私は一つだけ頂き、それ以外は妻の親戚やベトナム人の友達などにシェアする形で消化しています。←もしかしたらその人たちにとってもありがた迷惑かも

ありがた迷惑なお土産②: kẹo cu đơ

北中部にあるHà Tĩnh省の特産。当地にはまだ行ったことがないので、どんな感じで売られているのか分かりませんが、これはハノイでも同省の特産品売り場みたいなところに行かないと見る機会がありません、ナッツと激アマの飴を日本の縁日にあるミルク煎餅みたいなので挟んだお菓子です。これは飴が歯にくっつくし、ナッツも挟まるし、如何せん食べにくい。そして歯にへばりついた飴が中々取れない。。。サイズも大きく、それなりの量を頂きますのでやっぱり消費に困ります。でもってこれはハノイにいるベトナム人でもそんなに皆が喜んで食べるものでもなく、また保存もあまりきかないことから結局ゴミ箱行きになることが多く。。。

自分の田舎の特産品を嬉々として渡されると、要らないというわけにもいかず何とももらったら困るお土産の代表です。

ありがた迷惑なお土産➂: 納豆

ベトナム人から納豆をもらうという気遣いを受けたことがあります。旦那さんが日本人のベトナム人女性から納豆をもらう機会があったんですが、その人は私の妻の友人で家に遊びにきたときにお土産でもらいました。まさかベトナム人からお土産で納豆をもらうとは、といった感じです。

その人の日本人旦那は納豆が大好物らしく、「日本人と言えば納豆。ソウルフードっしょ!」みたいなノリです。否定はしませんが私は和食で唯一苦手なのが納豆です。。。しかしハノイで買えば一応それなりの値段のする納豆なので、正直に言うこともできず。

さすがに食べずに捨てるのも忍びないですし、かといって誰かに納豆あげるというのも何か微妙でしたので妻と一緒に頑張って食べることにしました。私は言うまでもなく初めて納豆を食べた妻の反応もNG。とりあえず妻に納豆体験をさせてくれたということでよしとしましょう。でも今回だけで勘弁してほしいものです。

因みに他の方でやっぱり日本人の旦那がいるというベトナム人奥さんから、インスタントのお茶漬けと鮭フレークをお土産で頂いたことがありました。そのときは「さすが日本人の旦那をもってるベトナム人奥さん!イエーイ!!」てなりました。

ベトナムにいると日本にいたときよりお土産をもらう機会が増えました。それだけベトナム人からの温かい気持ちを感じられると共に、モノによっては心の中で色々呟く機会も増えます。一方で見知った間柄であれば私が何が好物であるかは知っていますので、田舎に帰る都度、お土産としてそういった好物を頂くのは大変ありがたく感じています。

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