ハノイの心霊スポット(300 Kim Mã)を思い出す

ハノイに住んでいるベトナム人なら多くの人が知っている心霊スポットがあります。在住日本人にも馴染みのあるKim Mã通りにありますが、ワクチンを打ちにいった病院がファミリーメディカルハノイ(298 Kim Mã)と近かったので、久しぶりに見てきました。ワクチン接種についてのブログ記事は他の方に任すとして、今回はこの心霊スポットについて語らせてください。

それなりに雰囲気のある廃墟

ハノイでは幽霊が出たとしばしば話題に上がるこの建物。それなりに雰囲気があり夜になると不気味さが上がります。しかしそもそも人通りが多い場所でもあるので、静かさとかは皆無。私も6年ほど前に友人と夜中に面白半分で見に行ったことがありますが、まあ普通の廃墟といった感じです。多分中に入ればそれなりの怖さはあるんでしょうが、一応封鎖されていることと不法侵入とかで公安に捕まるのはごめんですので止めておきました。

(かなり大きい建物。夜は若者がインスタ映えのために結構来てる。)

もともとこの建物はブルガリア大使館と、その職員の住居にするためベトナム政府が与えたものらしいです。ただそれが色々な事情で必要なくなったので建物もそのままに30年ぐらい放置しているそうです。一応管理している団体がいるようですが、今現在ここを誰かに売却したり建物を取っ払ったりする予定はないんだそうな。

幽霊の目撃者が多数いるらしい

(幽霊のイメージが女性&白服&黒髪ロングなのはベトナムも日本と同じ。)

しばしば「幽霊が出た」とこの建物の写真と共に謎の発行体や人っぽく見える物体の写真がSNSに上げられます。テレビ番組でも半分面白がって取り上げられますが、視聴者でも本気でビビっている人はこの建物に近づきたがらないようです。この建物を管理している団体は幽霊が出るなんて噂は全てでっち上げで、現在もこの建物を安全に管理していると主張しています。

自分の国の幽霊が一番しっくりくる

心霊スポットというと日本国内はもとより海外でもいくつかの心霊スポットに足を運んだことがあります。しかし個人的にはやっぱり日本の心霊スポットのほうが不気味ですね。イメージが沸きやすいのか、何となく外国人の幽霊が出てくるより日本人の幽霊が出てきたほうが怖い。育った環境も大きな影響があるんでしょう。

まだ結婚する前に妻とロンビエンにあるイオンモールのお化け屋敷に入ったことがあります。怖がりの妻は終始キャーキャー言ってましたが、正直私が小学生ぐらいのときに遊園地にあったようなお化け屋敷のレベルでした。最近日本で廃ホテルを改築したお化け屋敷がヒットしているそうですが、ハノイのこの建物もそんな感じで利用したら面白そうと思うのは私だけでしょうか。いつかベトナムにも強烈なお化け屋敷ができることを期待しています。

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