今は違反なんやけどね;出張サービス

美容院系含むサービス業が営業停止になって3カ月弱ぐらいになるだろうか?「髪切りたーい!」と思っている人も多いかと思います。私もその一人ですが、幸い外にすら出てないので身だしなみの分でそれほど注意しなくてもいいのが救いです。さて、こんな感じで営業停止で死活問題を強いられている床屋ですが、私の住むマンションで出張カットをしていました。

男の子の髪を切っていたあんちゃん

今となっては日課となった非常階段マラソンをしていたときのこと。非常階段に出るところには踊り場となる半分外に面した通路があるのですが、そこの通路を利用して散髪をしていました。5歳ぐらいの男の子を座らせてカットをしています。最初は同じフロアの住民か誰かが切っているのかなと思いましたが、妙に手つきが慣れていたことと、専用っぽいハサミを持っていたこと、また髪を切るときに着るカバーを使っていたことなどから専門の人であることが窺えます。多分マンションの近くにある店の人が極秘で来ていたのでしょう。

柵の内側は案外と自由?

今ハノイは各路地の入り口に柵を置き検問をしています。なので住民以外で外から中に入るには相応の理由と証明が求められるわけですが、一旦中に入ってしまうと特に規制がありません。私のマンションの周りは普通に住民がウォーキングをしていますし、門の内側にある商店などは普通にいつでも買い物ができる環境です。また基本的に柵の内側まで公安がパトロールに来るということもありませんので、その中だけでなら住民同士の交流も大して障害はありません。

ということは初めから門の内側にある店は隠れて活動しやすいということも言えるわけで、別にネイルサロンも出張でやろうと思えばバレないでしょうし、その気になれば出張マッサージとかも可能かと思います。感染を恐れて利用しないかどうかはその人それぞれといった感じです。床屋でも住民全員がその人に切ってもらえれば通常時より収入は確実に増えるでしょう。

マンションの中はもっと自由?

子どもの誕生日などで一つの部屋にフロアの住民が集まることがありますし、ワールドカップの予選でみんなが集まってテレビ観戦に興じることもあります。これが一軒家単位なら外に出る分、公安に見つかるリスクも高くなりますが、マンションの中であればよほどマークされていない限り見つかることはないでしょう。公安もそんなところまで張るほど暇ではないはずです。こんな時にマンションというのは一つの閉鎖された単位となるわけで、誰かが感染すれば棟ごと隔離になることから住民運命共同体とも言えます。

こういったことを通じてより住民同士の絆が強くなっていくんだろうなと感じさせられます。まあその反面住民同士のケンカも多いんですけどね。

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