ベトナム企業を相手にしていて感じるストレス

サービスを求めるに当たり、ベトナム企業を選択するか日系を含む外資系企業を選択するかを迫られる機会があります。私の会社では今のところいくつかのベトナム企業にサービスを依頼していますが、すべて私が直接対応していることもありストレスを感じることもしばしば。今回はベトナム企業相手にストレスを感じる部分について書きたいと思います。

ベトナム企業を利用するメリット

はっきり言って値段が安い以外ないような気がします。ベトナムに関するサービスなのでベトナム企業のほうがよく分かっているとか、そんなことは殆どありません(裏のコネとかそういうアンダーグラウンドなことについてはあるかもしれませんが)。それにカスタマーサティスファクション的な意識はまだまだ低いので、ベトナム企業は値段の部分で勝負するしかないのが現状です。しかし安くても質の部分は企業によってかなり差がありますので、ここの選択をミスると多大なストレスを感じることになってしまいます。特にメインの客が外国人ではない企業の場合、この部分が顕著に出ます。

よくあるストレス要因

①報連相がない

自社のベトナム人従業員で報連相がないことに頭を悩ませている日本人管理者は多いと思いますが、自分が顧客の立場としてベトナム企業を相手にしていても同じことを感じます。こちらから聞くまで連絡がありませんので進捗状況が不明ですし、ちゃんとこっちが依頼した通りやってるのかどうかも不明です。「経過の連絡とかなかったらお客さんも不安だろうな~」とかいうことは基本考えませんし、下手すれば何か問題が起こってても連絡してこないということがあります。

②よく誤魔化す

嘘をついたり誤魔化すベトナム人は何人も見てきましたが、やっぱり客に対しても誤魔化します。しかもその誤魔化し方が下手なのですぐにばれます。でもってこっちから図星なことを指摘するとスルーされることも普通にあります。「忘れてた」とか「怠慢」が原因で起こるトラブルは多々見られますが、そこは基本認めようとしません。

同じ目に遭っているベトナム人の顧客で、そういう現状に何とも思わないのか聞いてみると「腹は立つけどどうしようもない」と言います。客側がそれで諦めてるからサービスの提供側も改善されないのではないでしょうか。

③顧客よりも自分の都合で仕事をしている感が。。。

よく感じることです。顧客のスケジュールありきで自分の予定を立てるのではなく、自分のスケジュールに則って顧客のスケジュールに割り込みます。なので日時を提案するときもいくつかの候補日を挙げて擦り合わせるやり方ではなく、ピンポイントのスケジュールをいきなり言ってくるケースが目立ちます。その日は無理と言えば代替日時を言ってきますが、そもそも最初のアプローチが間違っていないか?と感じることはしばしば。

ベトナム企業の場合は企業全体に教育が行き渡っている会社が少ないので、どうしても従業員個々のレベルによってサービスの質が左右されがちになります。それなりの資質をもった従業員に当たればいいんですが、そうじゃない従業員に当たると会社に改善を求めても好転する可能性は低いです。

値段が安いから仕方がないと割り切って考える必要もありますが、中には安くてちゃんとしている会社(担当者)に当たることもありますので、どうしてもそこを期待してしまう自分がいます⤵

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