テト前後は旧暦で勘定するベトナム人

さてさてベトナムの正月も一応終わりました。毎年旧暦の正月は新暦に合わせると前後するのですが、大体1月下旬から2月中旬に収まる年が多い気がします。今日はベトナムにおける旧暦について少し話をします。

日常は新暦、テト、イベント時は旧暦

今の時代ほとんどのベトナム人は新暦、つまり私たち日本人と同じ暦の感覚で生活しています。しかしテトとなると途端にカレンダーが旧暦モードに入ります。大体一般企業も休みになるテト(1月1日)3日前になると、多くの人が今日が新暦で何月何日か分からなくなります。なので私も身内と話すとき、この時期はいつも旧暦勘定で話されます。「旧暦で言われても分からんから新暦で言ってくれ」と毎年言いますがお構いなしです。

また結婚式や法事などのイベントも旧暦で勘定する人がいます。どちらかというと年寄り世代に多いですが、こういった特別な日は旧暦の日付で祝ったり覚えたりしています。正直日本人的な感覚で言うと毎年それで新暦の日付が変わったら覚えにくいし、ややこしい。一昨年亡くなった義伯母の法事も新暦換算で覚えていたので、微妙にズレてて仕事の調整に苦労した思い出。。。

テトを縮める案が過去に出ていた?

通常1週間ぐらいのテト休暇がありますが、これを縮めようとする意見がありました。正確には現在ほとんど普通の日である新暦の年末年始に休みを分散させようとする意見です。これに則ると新暦の年末年始は3日休み、テトは4日の休みというような考え方です。この意見が出たきっかけはベトナムの現在の経済活動事情や今後国際社会を目指していく立場として、現在の旧正月期間中の長期休暇は諸外国との取引に色々な支障が生じるといったものです。私は特に旧正月を重視しているわけではありませんからその意見はよく分かるのですが、やはりベトナム人の大半から反対されてしまいます。まあただでさえ祝日の少ないベトナムで、唯一1週間以上纏めて休める休暇なわけですし、伝統的な旧正月文化を壊すなんてけしからん!といったところなんでしょう。しかし一定の賛成数(2~3割弱ぐらい?)もありまして、私の予想では都会で働くビジネスマンや若い世代なのではないかと思っています。

こんな感じでテト前は頭の中が旧暦になるベトナム人ですが、仕事初めなどに入ると徐々に頭の中を新暦モードに切り替えるようになります。テト前の仕事は消化試合、テト明けの仕事はオープン戦&スロースターターなので、ローカル企業や役所相手に仕事をする場合はその辺りによく手を焼かされます。