ベトナム人が子どもにつけるあだ名

子ども同士でお互いにあだ名をつけるというのは誰でも経験があると思います。そのあだ名が本人にとって気にいるかどうかは別として、大人になっても子どものときのあだ名で呼ばれ続けているという人もいるでしょう。ベトナムでもあだ名がありますが、今回は親が子どもにつけるあだ名について紹介します。

日本の親が子どもにあだ名をつける場合

日本の親も自分の子どもにあだ名をつけて呼ぶことがあります。そのあだ名は元の名前を短く省略したものが大半です。以下に例をいくつか書きます。

元の名前あだ名
かずまさ (kazumasa)かず (kazu)
ゆうすけ (yuusuke)ゆう (Yuu)
ひろみ (hiromi)みい (mii)
時代によってあだ名の種類は色々ですが、ほとんどが省略したものです。

日本では名前に漢字を使い、そのほとんどに意味を持たせますが、日ごろから呼ぶときは呼びやすい名前ということであだ名を考える人が多いように思います。

ベトナム人の親が自分の子どものあだ名をつける場合

私の周りのベトナム人親で、子どもにあだ名をつけている場合は食べ物や生き物の名前をそのままつけている人がよく見られます。また元の名前と全然関係のないあだ名が多いように思います。

例:cam(みかん)、dừa (ココナッツ)、khoai tây (ジャガイモ)、bống(魚のはぜ) etc.

このように食べ物や生き物の名前をそのままあだ名として使うのは日本ではあまり見られないので文化の違いを感じます。しかし物の名前と言っても何でもいいというわけではなく、khoai tây(じゃがいも)はよくても khoai lang(さつまいも)はふさわしくないようです。またdừa (ココナッツ)はよくてもdừa hấu(すいか)はだめなんだとか。このあたりの感覚はベトナム人にしか分からないところがあると思います。なんとなくさつまいもよりじゃがいものほうがかわいらしい、すいかよりココナッツのほうが洒落てる、そんな感じでしょうか。

あだ名の付け方一つをとっても文化の違いを感じます。因みに上のようなベトナム人のあだ名ですが、大人になっても親からそのまま呼ばれ続けることも珍しくないそうです。大人になっても親から「じゃがいも」と呼ばれるのは、日本語だったらちょっと笑ってしまいそうですね。