「ハノイの女はかわいい」と言われて思うこと

先日出張でハナム省へ行きました。ハノイの南に接している省で中心部から車で1時間程度のところにあります。今回はその出張を介して思うところがあったやり取りについて書きたいと思います。

本題の背景

私の会社は経費をケチるのでハノイ外への出張は長距離バスで向かいます(というかケチってるのは私自身)。そしてその省に着いてからタクシーに乗るというパターン。ハノイ外への出張先はほぼ工業団地系になりますので、長距離バスの通り道に工業団地があって工場が比較的通り沿い側にある場合はそのまま徒歩で向かうこともあります。出張で行ったハナム省ならドンバンⅠ・Ⅱ工業団地がその対象となります。

ただ今回はチャウソンというところで長距離バス&徒歩ではいけませんし、さすがにそこからローカルバスを乗り継いで徒歩は効率が悪すぎます。ということでハナム省の中心部フーリーからタクシーで向かうことにしました。帰りも長距離バスで帰るのでフーリー&チャウソンの往復と待機時間90分程度ということで流しのタクシーと交渉、快くOKしてくれた陽気なあんちゃんでした。

分からんでもない

外国人でベトナム語が分かる客を乗せる機会は滅多にないということで、道中の社内では色々な話が挙がります。ローカルベトナム人との話ではよくある自分の親戚が日本に行った系の話や、中身のない「日本はいい国」話などある意味テンプレです。

さて、そんな中で私が印象に残ったのは「ハノイはかわいい女が多いから羨ましい」というセリフ。その運転手はたまにハノイまで客を乗せることがあるそうで、行くたびにそう思うんだそうな。地方より都会のほうがかわいい女が多いというのは日本も同じでしょうか。垢ぬけているとか洗練されているとか、そういう意味でこのドライバーは言ってたんだと思います。まあ男も似たようなものです。それにハノイの女といっても実際は「ハノイに住んでいる女」というわけで、地方出身者はいくらでもいますからね。

訪問先企業で対応してくれる女性スタッフもやっぱり地方よりハノイにある会社のほうが垢抜け率は高いように思っています。

(どの省に美人が多いかという話題をベトナム人男性に振ると面白い返答が聞けることも?)

でも同郷の女が好きなベトナム人男性

ただ地方の男が都会の女に憧れるかというとそれはまた別の話なようで、大半のベトナム人男性は自分の故郷の女が良いと思っているんだそうな。それは恋愛とか結婚とかの話でやっぱり自分が育った環境と同じところの女性のほうが色々な部分で安心感があるようです。こういう何気ない話の中にも男性が女性に求める本質部分を垣間見ることができるのは中々興味深いと思いました。

私は大阪出身ですが「大阪の女が一番や~」なんて思ったことはないかなぁ。別に大阪の女が悪いとかではなく、特別なこだわりがないというか。でも考えてみたら日本人は大阪の女としか恋愛経験がないな。。。

帰りにフーリーで降車する際にドライバーから「またハナムに来るときは電話してくれ」というお決まりの営業トークで別れます。帰りの長距離バス内では今回書いたようなことを一人で考えていました。

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