ベトナム人にとっての色白、色黒とは

ベトナムは東南アジアの国ですが、世間一般にイメージされているほど色黒な人が多い国ではありません。人によって個人差が激しいのですが、色白な人も結構いるものです。今回はベトナム人の肌の色関する認識について書きます。

色白信仰が篤い国:ベトナム

男女どちらも色白が好き

日本では個人の好みで色白好き、色黒好きが分かれますし、好んで肌を焼く人もいるでしょう。しかしベトナムは色白支持一辺倒で、私もまだ色黒が好きというベトナム人に出会ったことがありません。男性が色白の女性を好むのはまだ分かりますが、女性も一般的に色白の男性を好みます。なので海水浴などで寝転がって肌を焼くということはしませんし、日焼けサロンみたいなものもありません(あっても流行らない)。私が思うにベトナム人にも色黒美人がいるのですが、そういった人が美人の対象として挙げられにくいのが悲しいところです。

女性は絶対的に色白を求める

ベトナム人女性はメイクなどで美白に惹かれるのは当然ですが、日々の日焼け対策も欠かしません。バイクという思いっきり日光に照らされる乗り物をいつも利用しながら、月光仮面スタイルで完全防備します。また日頃から日光に当たることを極端に嫌がるので、雲の間から日差しが刺そうものなら一目散に日陰へと避難していきます。まるで日光を恐れる生物であるかのような。。。

こういった感覚なので娘をもつ親は日焼けをしないよう子どもの日焼け対策に敏感です。元々日本より紫外線が強い国ではあるので、日が照っているところには極力出さないようにしています。少しぐらい直射日光を浴びたほうが身体にいいのでは?と思うのですが、それよりもきれいな肌を保つことのほうが大事だという意識が伝わってきます。やっぱり私の妻も娘に対してそんな感じです。

男性でも色白が支持されるわけ

色が白いのをコンプレックスに思う日本人男性もいるかと思いますが、ベトナムではうらやましがられます。これはベトナム国内において「イケメン=色白」みたいなところがあり、KPOPアイドルなどの影響も受けているようです。色白の男性で無碍に体が焼けないよう気を付けているというベトナム人男性も見受けられます。

肌の色で身分を予想される社会

ベトナムでは肌の色でその人の職業や家柄を想定されることがあります。裕福でない家は農業や工員などの仕事をしていることが多いので、そういった人は肌の色も日光に晒されて黒くなりやすいです。また色が黒いよりは白い方が一般的に垢ぬけていると見られやすい傾向があり、いわゆる都会的で洗練された人は色白というイメージが先行します。日本で「色の白いは七難隠す」と言われますが、ベトナムは本当にそんな感じです。

元々遺伝的に肌が黒い人はどうしようもないですが、生まれ持って肌が白い人はその白さを保つため様々なことに注意を払います。子どもの夏休み明けに肌が真っ黒になって登校するのは日本の風物詩ですが、こちらではそういった光景はありませんし、「焼けたねー」なんて肯定的な見方もされない社会です。