日本のベトナム人犯罪について思うこと

ベトナム人の犯罪が日本で今一番多くなってしまった昨今。私のようにベトナム人と結婚をして家庭を持っている身としては何とも悲しい話です。またベトナム人に対する偏見が日本国内で強まってしまうのは他人事ではないと思っています。いつから日本のベトナム人がこんな悪さをするようになったのかなと思いつつ、ちょっと内容を整理しました。

中国人からベトナム人へ

最近の犯罪傾向を見ているとかつて中国人がやっていたような軽犯罪(窃盗、万引きなど)がそっくりそのままベトナム人に移っているように思います。実際外国人による犯罪の統計上でも中国人による犯罪数がガクッと下がって、ベトナム人が右肩上がりになっています。しかし日本国内にいる人数でいうとベトナム人の数は上がっていますが中国人は大して変わっていません。ということは中国人が犯罪行為に手を染めないいい子ちゃんになったということでしょうか?そういう話ではもちろんありません。

日本に来る層が変わってきている

中国は言わずもがな経済が発展しましたので、もはや沿岸部の中国人にとっては日本のブルーワーカー職など全く魅力的ではありません。なんで安い賃金でわざわざ海外へ行ってこき使われなきゃならんのだ!といったものです。今では日本に来る中国人は昔と比べて学歴もあり、比較的裕福な層が増えました。

一方今のベトナムはかつての中国人が日本で就いていたような仕事に就く人が増えています。つまり経済的に裕福でない、学歴の無い層です。

若干差別的な言い方になるけれど

金銭的に余裕が無い、学歴が無いとなるとやっぱり犯罪率はあがります。これは世界どこでもそうなのかなぁと。もちろん上記にあてはまる全ての人がそうというわけではありません。金持ちでも、高学歴でも犯罪に手を染める人は染めます。あくまで率の話です。今日本にやってくるベトナム人はこういった層が中心なので、今の日本のような犯罪が起きるのは何となく理解できます。(許容できるという意味ではなく)

「じゃあ金銭的に余裕があって、学歴があるベトナム人に来てもらえば?」

そう考える方も中にはいらっしゃるかもしれません。しかし現実的にその層は中国と同じで日本に来て働きたいとは思いません。残念ではありますが今の日本は外国人(特にアジア)にとって、それなりのレベルの人からは就業をする上で魅力的な国ではないのです。この辺りを勘違いしている日本国内の日本人はまだまだ多く、時々見ていて痛々しく思います。

犯罪の種類を見ればベトナム人と分かる

新聞の見出しで「~~な事件発生」みたいなものを見たときに、たとえ見出しにベトナム人という記載がなくても「多分ベトナム人だろうな」と思うことがあるわけです。単純に「日本人でこの手の犯罪はしない」ということと「以前なら中国人だけど今の時代ならベトナム人」という感覚で判断ができます。

豚肉と玉子を密輸

ちょっと前に成田空港で大量の豚肉と玉子を密輸しようとしたベトナム人女性が捕まった事件がありました。普通に考えれば豚肉も玉子も日本で手に入りますので、わざわざリスクを背負って密輸する利点はありません。というわけでただの豚肉、玉子でないということは容易に想像がつきます。

で、実際のところ豚肉と呼ばれていたのは北中部タインホア省の特産「ネムチュア」と呼ばれる豚肉の加工食品、玉子はアヒルの玉子で、孵化しかけの日本人には見た目的にキツイ「ホビロン(チュンビッロン)」でした。大量に密輸していたので販売先が決まっている運び屋だったんでしょう。税関で没収されたと思いますが、これらの食品が好きなベトナム人にとっては「もったいない!」と思うことでしょう。

家畜を窃盗&解体

群馬県で組織的なベトナム人家畜窃盗団が逮捕された事件は有名です。家畜が盗まれたという時点で「外国人=ベトナム人」の考えが私の中に浮かびます。盗んだ豚を解体したというのも日本人が聞くとショッキングですが、ベトナムでは普通の一般人でも動物の解体ができるという人はいます。またも差別的な言い方になりますが、田舎の人ほどこの手の技術を持っている人が多く、やっぱり高卒以下が多いです。てか私個人的にはこの事件で動物を無許可で解体することが罪になるということを初めて知りました。そんな法律があったんですね。

ベトナムを知っている日本人は日本でのベトナム人による犯罪について、受け止め方が少し異なります。もちろん悪いことをしているわけですので相応の罪は償ってもらうべきですが、そこよりも見る観点が違うといいますか、気になる部分が少しズレてしまうところがあります。こういったところで現地在住者と盛り上がることもあります。