日越の不妊治療と少子化

ベトナム人の友人が「不妊治療は日本よりベトナムのほうが優秀だ」と言ってました。その理由を聞いてみるとかなり偏った情報からの根拠だったのですが、それについて思うことがありましたので記事にします。

ベトナムの不妊治療が優秀という理由

日本在住のベトナム人が日本で不妊治療を行っていたものの中々授からないということで、帰国してベトナムで不妊治療を受けるとまもなく子どもを授かったという話。こんなことをSNSに投稿したところ同じようなベトナム人経験者が多数いたということで、日本よりベトナムのほうが不妊治療が優秀なのでは?という考えになったんだそうな。

よく分かりませんが日越の不妊治療に技術的な差があるものなのでしょうか。

Z世代が子どもをほしがらない理由

日本のZ世代(18歳から25歳ぐらい)は2人に1人が子どもをほしくない、という統計を見ました。また子どもをほしくないという理由はお金の問題だけが多数を占めているのではなく、それ以外の要因も大きいようです。

この「お金以外の問題」で子どもをほしくない理由を見ていますと、個人的にどれも一理あると思いました。ただもう少し冷静に見ますと現代に限ったことではなく、いつの時代でも当てはまるような理由がほとんどかなぁと感じています。対象者の最高年齢が25歳なのでもう少し年を取れは考え方が変わることも十分考えられますが、昔はそれでも子どもを産み育てていた、ということなんでしょう。

「育てる自信がないから」というのは逆に子持ちの人で産む前から自信があったという人がどれぐらいいるのか気になるところです。産んだ後でも「私は子育てに自信があります!」なんて人にはまだ出会ったことがないんですけどね。。。これについては昨今の子どもの育て方に関する情報過多や外野からの声がうるさいことが影響している気もします。

少子化対策で金をばらまく

「異次元の少子化対策」なんて言葉だけが独り歩きしてるような日本政府ですが、中途半端な金をばらまいたところで少子化対策のかけらにもならんでしょう。時々思うのですが養育にかかる費用は全て国が支給みたいな政策を出した場合、出生率はどこまで改善されるのでしょうか。何かそれでもあんまり改善されないような気がするのは自分だけ?子を産み育てるという物理的な負担そのものを嫌っている人が昔より増えているようには感じます。

これから先は老後のお一人様が増えるでしょうし、それに合わせたサービスも色々開発されていくと思います。個人的には世界一老人が活躍している国みたいなものを目指してほしい。そしてそれを担うのは恐らく私の世代ぐらいからか。。。

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