結婚について思うことを少し

国際結婚ではありますが、それは置いといて結婚そのものについて思うことを少し書きます。昨今日本の若者の晩婚化、未婚の多さはそれなりに前から言われていますが、まだまだ結婚に絶対的な価値観をもっているベトナムに住んでいると色々考えさせられる部分があります。

結婚に後ろ向きな日本人が増えたのはメディアの影響?

ベトナムでは結婚して子どもを持つことに強い価値観をもっている人がほとんどです。昔と比べて結婚年齢が高くはなってきていますが(それでも30歳までには結婚する)、「結婚する気がない」とか「ずっと独身がいい」なんて言いますと冗談抜きで「頭おかしいんじゃないの?」と思われたりします。ベトナムでは生き方に対する多様性がまだまだ成熟していないとも言えますが、結婚して子どもを持つこと自体に社会的な目線もありますので、そこも大きな要因になっています。

一方日本では結婚に関して否定的な意見も目立ちます。これはマスコミの影響によるものも大きいのでしょうが、かつて結婚していない人が肩身の狭い思いをするような時代ではなくなっていますので、逆に結婚しないことに対するメリットを挙げるような報道も時折見られます。

結婚しないメリットに自由を挙げる

結婚しないメリットでよく言われる「自由」。メリットと言えばこれに尽きるかと思います。お金や時間も全部自分の裁量次第ですので、独身貴族なんて言葉は正にこのためにあるものかと。逆に言えば独身のメリットはそれだけなのかなとも思えます。

確かに自由はなくなるが

私も独身のときはやっぱりそう思ってました。というか結婚を決めたときにはこの「自由」を手放すことになるのかと思ったもので、実際結婚後は独身のときほど自由ではありません。しかしもちろんその「自由」の代わりに得るものもあるわけでして、それがあるからこそ結婚について今のところ悪い気はしていないと感じているのだと思います。

と言っても完全に自由を失うわけではない

仮に独身時代の「自由」を100とするなら結婚後の「自由」は70程度?子どもができてからは50程度?。私の場合はそんな感じです。これは環境や配偶者にも左右されると思いますが、少なくとも完全に自由を失うかと言われるとそんなことはありません。

独身のほうが気楽という考え

独身のほうが気楽という考えがあります。確かに経済的に家族を背負うという意味では気楽ですし、そこに責任を負う必要(存在)がないというのは楽なものです。ただ一つ言えるのは自分だけが背負うものでもないんだな、と言う点。やっぱり私も独身のときはこんな風に考えていた節がありますが、いざ家族をやってみると案外自分も背負われていることを自覚します。少し抽象的な言い方をすると、自分が元気なときは背負うことに辛さを感じない、一方しんどい時は逆に背負ってもらうことができるという点です。これが独身の場合はしんどくても自分で這っていかなければなりません。恐らく年を取ればとるほどこの自分で這うことが大変になってくるのではないでしょうか。ある台湾人の方が仰ってましたが、「独り身の自由の喜び」がいつ頃かのタイミングで「独り身の孤独の辛さ」に変わる時期が来るとのこと。確かに若い元気なうちはいいけれど、年を取ればそういうこともあるかなぁと思ったものでした。

結婚しようが独身であろうが結局はプラマイ勘定

私の場合の結論はこれにつきます。結婚してどうだったと聞かれれば、とりあえず今のところは良かったと答えることができます。先ほども書いた通り、独身時代にあったものを失うことはありましたが、その代わりに得るもののほうが大きいと感じているからです。結局結婚して良かったかどうかはそこに行きつくような気がしますが、得るものが大きいか失うものが大きいかは結婚してみないと完全には分からないと思います。

結婚したくてもできないケース

今の日本は「結婚したくない人」よりも「したくてもできない人」のほうが多いようです。そのほとんどの理由が経済的な事情でです。今の日本は貧乏だと結婚ができないということでしょうか?家族を持つことが絶対的な価値となっていませんが、できれば家族を持ちたいと思っている人が多い。でも描いたような経済レベルの家庭が築けないのであれば結婚しないほうがマシ、といったところなのかもしれません。ちょっと前に婚活女性が言う「日本人男性の普通」がSNSで話題になってましたが、こういうスペックの話をしだすと「日本人女性の普通」は何なのだろうか?と思わされます。一部(と信じたい)の人が男女平等を極端に主張しますが、男性に対して求めるところはしっかり求めますし、それ自体は平等という観念では取り上げられないのね、とも思うものです。

昨今の結婚に対する日本のメディアを見ていると、どうも結婚生活について後ろ向きな内容のものが多くなっているような気がしましたので、改めて自問したことを書き連ねました。