ベトナム人はカラオケが好きです。自宅にカラオケセットがあるというベトナム人は結構いますが、今回はそんなベトナム人とカラオケにまつわるお話をしたいと思います。
とりあえず歌いましょう
テトの終わりが近付くと田舎に帰省していた多くの住民が私の住むマンションに戻ってきます。テト期間中は静まり返っていた私のフロアも元通りの喧騒に戻りました。そして新年の再会を祝って住民同士のカラオケ大会が始まります(なんでやねん)。とりあえずおめでたいときのカラオケはセットのようなところがありまして、そんな環境で育ったベトナム人は必然的にカラオケが好きになるのだと思われます。なのでうるさいという感覚も日本人のそれより乏しいのではと感じています。
ただ今まで色々なベトナム人のカラオケを聞いていて思うのですが、カラオケが好きではあるが全体的に上手いと思う人は少ないという点。これは日本の場合、好き好んで自分の歌を披露する人はそれなりに自分の実力を自負している人が多いのに対し、ベトナムはそんなこと気にせずガンガン歌いまくる人が多いからなのかなぁと思っています。私も自分が「歌いたい歌」ではなく「上手く歌える歌」をチョイスする傾向がありまして、そういう意味で下手に思われたら恥ずかしいなんて心理が働いているような気がしています。
テト期間中にカラオケで捕まるベトナム人続出
テト期間中もカラオケは盛んです。ただコロナの関係でカラオケ店でのカラオケはできません。しかしテト期間中はカラオケを求めるベトナム人がたくさんいることを店は知っていますので闇営業も盛んです。そんなところに警察の手入れが入り御用となったニュースがよく見られます。
警察の事情聴取に対して答えた客は、
客A「カラオケをしなければテトを迎えた気がしなかったから」←家でやれ
客B「元日、2日、3日とカラオケなしで我慢したが、もう限界だった」←薬チュウか
といった供述をしています。恐るべしベトナム人のカラオケ愛。
カラオケの騒音トラブルは近年ベトナムでも問題となっています。それぐらい自宅でカラオケをするのが浸透している社会なわけですが、これをそのまま日本に持ち込んでトラブルを起こすベトナム人の話も時折聞かれますので、これはしっかり灸をすえてもらいたいものです。