まずはおさらい:ベトナムってどんな国?

行きつけのカフェでベトナム人のアルバイトが接客しているんだけど、ベトナムってどんな国なのかしら?

最近は日本でもベトナム人を見る機会が本当に増えたよね。今後ますます日本とベトナムの関係は深くなると言われているから、ベトナム人と知り合いになる可能性もあると思うよ。ベトナムについて大まかに知っておいても損はしないだろう。

「ベトナムって名前は聞いたことあるけど、正直それ以外は分からない。」「知り合いにベトナム人がいるけど、どんな国から来た人なんだろ?」「ちょっとベトナムに興味持ち始めた」

そんな人たちがまずは押さえておきたいベトナムの超基礎。ベトナムを理解するには場所、気候、各地域ごとの特徴を押さえ、そこからさらに細部を見ていくことをお勧めします。それでは順番に基本的な概要を見ていきましょう。

ベトナムの概要

地域:東南アジア、陸地で最東に位置する。日本からは飛行機で4~5時間。

人口:約9600万人(2019年)*日本より若干少ないですが人口の将来的な逆転はほぼ確定しています。

平均年齢:29歳程度 (日本は48歳)

面積:約33万㎢ (ざっくり日本から九州と四国を取った程度の面積)

民族:人口の9割はキン族、その他はモン族を始めとした山岳民族が多数

言語:ベトナム語

地域別特徴

ベトナムは大きく縦に北部、中部、南部と分けられ、気候や文化、人柄などに特徴があると言われています。旅行など短期滞在でその違いを実感することは難しいかもしれませんが、生活をするようになるとそのギャップに戸惑いつつも面白さを感じる人も多いと言われています。

北部

主要都市:ハノイ。ベトナムの首都で政治の中心とも言われています。

気候:

ベトナムで唯一四季がある地域。暦の位置づけは日本とずれがあり、大よそ春(2月~4月)、夏(5月~8月)、秋(9月~11月)、冬(12月~1月)と分けられます。5月から9月は暑く、日中は摂氏40℃近くになることも珍しくありません。逆に12月と1月は15℃の比較的暖かい冬ですが、湿度や風の関係で体感温度がやたら低く感じる日もあります。

ベトナム語:

ベトナムの標準語。公共電波でメインで使われるのは北部の発音です。日本で売られているベトナム語の教材も基本的には北部弁に準拠しています。

北部人の性格について:

保守的、真面目など、ときに日本の東京人のように語られることがありますが、実際同じかと言われれば全然違います。地域の文化性として中国起源のものが色濃く残っており、比較的伝統的な生き方にこだわる人が多いように思います。

中部

主要都市:ダナン市。近年はリゾート開発で日本でも認知度が高まってます。 

気候:

北部と違い中部以南は雨季と乾季に分かれます。一般的に5月~10月は雨期、11月~4月は乾季とされています。雨季の時期は強烈な暑さでベトナムで一番暑くなるのもこの地域。大雨による洪水被害も多発します。時期の調整ができるなら雨季に中部への旅行はお勧めしません。

ベトナム語:

かなり特徴的な発音をします。中部のベトナム語は他の地域のベトナム人からするとかなり聞きにくいと言われています。中部の人間はその気になれば北部や南部の発音で話せる人も多く、話すときは相手に応じて発音を使い分けている人も多いようです。

中部人の性格:

ステレオタイプな分け方はあまりされないのが中部人の特徴。一方中部でも田舎の男性は気の短い人が多く、喧嘩っ早いと言われることも。そういった事情からあまり中部の人と積極的に仲良くしようとしないベトナム人もいるようです。

南部

主要都市:ホーチミン市 

気候:

中部と同じく雨季と乾季に分かれます。いわゆる東南アジア的な気候で常夏エリア。一年中気温が高く湿度も高いことから、日本人でアトピーなど肌トラブルのあった人が南部に住んでから症状が治まったと聞いたことがあります。一年中暑いと言われますが、ピーク時の暑さは北部や中部のほうが暑くなります。

ベトナム語:

ベトナムでは北部に続いて広く認知されている発音です。北部は発音に濁音が多いですが、南部ではその濁音が少なくなるので耳あたりとして柔らかい印象をもちます。よく言えばやさしい響き、悪く言えば口元が弛んでいるような響き。

南部人の性格:

最先端なものはまずホーチミン市から始まるので、近代的な考え方の人が多いと言われます。ときに大阪人にたとえられて陽気、朗らかと言われますが、一方でお金の管理にだらしないとか言われることも。かつてフランスやアメリカなど西側諸国の影響を強く受けていますので、社会主義国家のベトナムの中では比較的民主的カラーが見られるのも一つの特徴です。

以上がベトナムのざっくりとした概要です。ベトナムを攻略する準備段階として地域的な特徴をざっくりと把握しておくことは非常に重要です。選択の余地がある場合は自分の性格に合いそうな地域で、自らの拠点を築いていくのもいいかと思います。