ベトナムのビザを解説

短期滞在、長期滞在ともに気になるのがビザの問題。「ベトナムに行きたいんだけどビザを取る必要があるの?」「どんなビザを取ればいいんだろう?」「どうやってとればいいの?」このあたりの疑問について解説していきます。

私今までビザって取ったことないんだけど、ベトナムに旅行するのにビザっているのかしら?

日本人だとビザに馴染みのない人も多いよね。じゃあまずはビザの説明から入って、その後ベトナムのビザ事情について見ていこう。

そもそもビザとは?

海外生活経験者や海外旅行通とかでなければ日常でビザを意識することはないと思います。ビザという言葉は聞いたことがあっても中身まで理解している人は案外少ないんじゃないでしょうか。

ビザとは日本語で「査証」とも呼ばれ、相手先の国への入国が問題ない人物であるという一つの証明を表します。また相手先の国によっては、一定の条件下においてビザの取得を免除されており、いわゆる「ノービザ」での入国が可能になっています。日本人にとってビザに馴染みがない理由の一つとして、ビザが免除にないっている国が多いことがあります。日本のパスポートは最強と言われ、世界でもシンガポールと並びビザ免除の国数が最も多くなっています。普通の人がぱっと浮かぶ国は殆どビザ免除になっていると言っても過言ではありません。因みにビザはシール式とスタンプ式がメインですが、最近ではインターネット上で申請する電子ビザ(Eビザ)なども出てきています。

ベトナムの場合

ビザが免除されるケース

ベトナムでは観光などの短期滞在の場合、以下の条件を満たしていればビザが免除されています。

・滞在期間が15日以内

旅行や短期出張などがこれに該当します。出張の場合は現地で直接的な収益を上げるような活動をしないことが条件になりますので気を付けてください。

・パスポートの有効期間が6か月以上あり、前回のベトナム出国から30日以上経過いること

以前は3か月でしたが6か月に伸びました。これに引っかかって日本の空港で航空券が発給されなかった知り合いがいます。また「前回ベトナムを出国してから30日を経過している」という条件については頻繁にベトナムに行き来する人は頭の片隅に置いておいたほうがいいでしょう。なぜこんな制約があるかについては追って別記事で説明します。

・期間内の日本への航空券または他の国へ移動する交通手段の切符がある

片道の航空券のみでベトナム入りする場合は日本のチェックイン時に止められますので気を付けてください。私はこの条件が新たに加えられたタイミングで、知らずに片道航空券のみでベトナム入りしようとしたことがありましたが、やはり日本の空港でチェックインを拒否されています。

・ベトナムから入国禁止にあたる人物に指定されていないこと

これについては特に説明はいらないかと思います。過去にベトナムで違反を犯したことがなければ気にする必要はありません。

ビザが必要なケース

上記のビザが免除される条件の一つでも満たさない場合、ビザを取得する必要があります。ビザには一次(シングル)と数次(マルチプル)があり、シングルは一回の入国のみ使用可能、数次は有効期間内は何回でも出入国が可能となります。またビザには様々な種類がありますが、ここでは日本人がよく取得する観光ビザ(DLビザ)及び商用ビザ(DNビザ)を中心に解説します。

・観光ビザ(DLビザ)

観光や知人訪問などで取得されるビザ。取得のための特別な条件はなく日本のベトナム大使館または領事館などで個人での取得が可能。ビザの有効期間は通常3か月。DLビザの「DL」はベトナム語で観光を表す「Du Lịch」の頭文字を取ったもの。 (*2020年10月現在コロナウイルスの影響下で観光ビザの発給を停止しています。)

・商用ビザ(DNビザ)

商用のため取得するビザ。ただし取得のためには現地で滞在を保証する企業から招聘状と言われるものを発行してもらう必要があるので、個人のみでの申請はできません。ベトナムに初めて転職する人は転職先企業から発行された招聘状を用いて商用ビザを取得する人が多いです。DNビザの「DN」はベトナム語でビジネスを表す「Doanh Nghiệp」の頭文字を取ったもの。

商用(DN)数次ビザ。在大阪ベトナム領事館で発給されたもの

私が日ごろ接する日本人では上記2種類のビザ以外では留学・インターンシップ向けの「DHビザ」を持っている方もいます。こちらも基本的な手順は商用ビザと同じで、ベトナム国内で所属する学校または企業の協力が必要になりますので、個人取得はできません。因みにベトナムで就業する際には商用ビザのみでは不十分で、別途就業のために申請する事項がいくつかあります。詳しい内容は別記事にてご案内します。