日本食は甘いというベトナム人妻

全体的に日本料理は甘いという印象を持つ私の妻。もちろん甘くない味付けの日本料理も知っていますが、ざっくりとした印象としてそんなイメージがあるようです。今回は妻がそんなイメージをもってしまった経緯について書きます。

妻が日本の家庭料理を食べる時

基本ベトナムで日本食を食べる機会はほとんどありません。わざわざ家族で日本料理の店に行くこともありませんし、自宅でも私が料理をすることはほとんどありませんので自宅ではベトナム料理オンリーです。そんな生活をしていると確かに日頃家で出て来るベトナム料理の中で甘さを感じる機会はほぼありません。

一方日本に帰省した時は実家で母が作る料理を食べることになります。それ以外で家庭料理を食べる機会と言えば母の母、つまり私にとっての母方の祖母が作る家庭料理です。この祖母ですが祖父母共に出身が鹿児島ですので、味付けが結構甘め。九州の醬油は甘いというのは有名なところで、そんな家庭で育った母の料理もやっぱり味付けは甘めになります。特に煮物などの類ではそれが顕著に出ますので、同じ日本人でも苦手な人は苦手な味付けなのかなぁと改めて思います。

他に妻の好物、すき焼きでも割下を使わず関西では割とポピュラーな砂糖醤油ですので、やっぱり全体的に甘いと感じる妻の印象は間違ってないのでしょう。日本料理かと言われると微妙ですが、以前一時帰国したときには妻が母から大学芋の作り方を教わっていました。

妻が日本で買ってきた料理本

ベトナムでも作れそうな日本料理があれば積極的に作ってみたいということで、日本の書店で料理本を買ってきました。色々な日本料理の作り方を見ている中で妻が感じたのは「砂糖を使う料理が多いなぁ」ということ。確かにベトナム料理の料理本を見ますと調味料に砂糖が書かれているものは全体的に少な目で、そう感じるのも無理はないと思いました。

因みに私は甘い味付けの日本料理を好んで食べるというわけではありません。味付けが甘いなら甘いで抵抗なく食べられるといった感じです。一方ベトナム料理ですが生来の辛い好きということもあり、辛くできる料理はジャンジャン辛くしろと思う派です。妻に「あなたは食に関しては北部より中部や南部のほうがよかったかもね。」と言われます。

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