ハノイの外れにある妻の実家は車で30分程度の距離です。こんなことから普段でもその気になればいくらでも行き来ができる距離なわけですが、急な忌引きなどを除き結婚してからまだ妻は実家に泊まったことが一度もありません。今回はそんな妻の心理について書きたいと思います。
自宅より快適ではないらしい
妻曰く「実家は自宅より色々不便だから泊りは避けたい。」とのこと。妻の実家は田舎なので家の設備的な部分でマンション暮らしの我が家より不便なのは目に見えて分かります。特に子どもができて以降はよりその不便さを感じるようになったようで、日帰りがちょうどいいと言っています。私の感覚では何となくベトナム人女性はたとえ不便であっても自分の実家に泊まるの大好きなイメージがあるのですが、妻の場合は特にそういうものでもないようで、これには日帰りでいつでも行けるという感覚も手伝っているのでしょう。実家に行って料理の手伝いをするときにも、使いたいものがどこにあるか分からないとか、それが実家にはない、とかで色々と難色を示している場面をよく目にします。
私の実家に泊まるのは?
日本へ家族で一時帰国をする場合は私の実家に身を寄せることになります。今は日本での仕事を絡めて帰国することがほとんどなので一回の帰国は最低でも2週間以上になることが多いのですが、その期間私の実家で寝泊まりすることについて妻は特に息苦しさを感じていることはない様子。逆の立場なら勘弁してくれとなる私ですが、この辺りの感覚はさすがベトナム人といったところでしょうか。数年前に実家がリフォームしたこともあり、私の自宅より設備が充実している実家暮らしは妻にとっても快適なようで、特に風呂やトイレ、その他水回りに関してはハノイの自宅に帰って来てから虚しさを感じてしまうようです。
今年も盆の時期に一時帰国をする予定ですが、とりあえず妻にとって義実家への帰省が今のところ憂鬱なものでないのは幸いだと思っています。