ベトナムのあおり運転

日本であおり運転が問題視されるようになってから暫く時が経っていますが、これだけ加害者が叩かれているにも関わらず、依然事件で話題になるところを見ると根が深い問題のようにも思えます。今回ははベトナムのあおり運転はどうなのかという話題です。

ベトナム交通は弱肉強食

交通ルールの順守やマナーの程度は日本よりはるかに劣っていますので、あおり運転はもちろんあります。というか「あおり運転」というフレーズが無いほど日常です。一応前提知識をとして、ベトナムでの交通優先度は「大型車>普通車>バイク>歩行者」となります。なので歩行者最優先の日本とは真逆でして、車がバイクや歩行者をクラクションで蹴散らすなんて光景は普通です。以前、道を横断しようとしている歩行者に車が止まって対応している姿が素晴らしいとニュースになっていました。まあこんなことがニュースになる社会です。

あおられた側が恐いとは限らないベトナム

(日常茶飯事)

さてそんな感じのベトナム交通事情ですが、あおり運転にまつわる事件は時々あります。こちらで事件になるとすると傷害事件になるレベルですが、2つ事例を紹介します。

・バイク同士のトラブル

バイクの運転手にあおられてケンカになるパターン。口論などは日常風景ですが、この場合はあおられた側がキレて座席に入れていたナイフで刺し殺したという事件。

・車にあおられて報復

車が我が物顔でバイクをあおるなんてこともよくあります。あおられてキレたバイカーはその車を尾行。呼び寄せた仲間と一緒に車と運転手をボコボコにした事件。

暴力はいけないんですけどね、昨今の日本のあおり運転事件を見ていると被害者が痛い目に遭うような感じばかりなんで、たまには加害者が痛い目に遭う事件もあってもいいかと思います。あおり運転の加害者はネット上で罵詈雑言浴びせられますが、上のような事件が日本で起きた場合はどのようなコメントが集中するのか興味深いところです。

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