お正月はやっぱり雰囲気が大事だと思う

今日は3日ということでベトナム世間は1日の代替休日。明日から企業活動再開というところが多いかと思います。世間的には3連休ということでテト前のささやかな連休を楽しんだベトナム人は多いことでしょう。我が家もそんな感じでした。

大晦日、正月とそれらしさはゼロ

ベトナムは旧正月社会なので1月1日はただの祝日といった扱い。せいぜいメディアや商業的な観点で取り上げる程度です。当のベトナム人がそんな感覚なので、我が家も正月といっても特別感はありません。せいぜい日本の実家や親族に私が挨拶の連絡を入れた程度でしょうか。

生活圏内で正月的な雰囲気がなく、テレビもベトナムの放送のみ。となるとやっぱりただの祝日なので、とりあえず雑煮を作って無理やり雰囲気だけ作りました。でも雑煮って別に普段でもその気になれば作れるしなぁと思いながら久しぶりのみそ汁を頂きます。

個人的に思う正月とは

正月ってやっぱり周りの雰囲気が大切だと思います。例えば周りに誰もいない状態で1月1日を迎え、

「今日はお正月だ!ヤッホーい!!」

みたいなテンションにはなりません。いつもと違う正月料理があって、挨拶をする身内や友人、隣近所があって、正月番組があって、神社に行けば人が賑わっている。年末は年末で年の瀬を感じさせる雰囲気など、こんなのを私は正月に期待しているようです。そういう意味で今の私の家族構成ではベトナムに居る場合、テトのほうが正月を感じられる環境になっています。多分日本に住んでいて日本人と結婚したベトナム人も私と似たような感じなんじゃないでしょうか。

子どもを持って感じること

ベトナム在住の日本人は長期のテト休み期間に一時帰国する人が多いです。私も多分に漏れずその中の一人だったのですが、最近はこれを今後も続けるべきかどうかということを考えるようになりました。というのも今後もベトナムで育つであろう子ども達が毎年テト期間中にベトナム不在となると、ベトナム人なのにテトを知らないみたいになってしまいます。それこそ幼稚園や小学校などでテト期間中の話を先生や友達から聞かれることもあるでしょうし、それについてイメージが沸かないというのも正直どうかなぁと思います。

そう考えると日本の年末年始に一時帰国して、テトはベトナムで過ごすという形が家族にとって一番いいのかなぁと思っています(ベトナムの学校は日本の冬休みと同じ日程ではない問題がありますが)。それこそ日本とベトナムの正月両方を体験しながら育つことができるのは親としても嬉しいところ。

幸い今となっては自分の裁量で休みが取れますし、コロナがきっかけで私の仕事の大半はリモートで完結できるということが証明できたので、日本に帰国中でも仕事そのものは大して影響がないというのは追い風になりそうです。

というわけでテトに向けてベトナムの正月感を期待しつつ、今年は必ず一時帰国したいと思っていた三が日でした。

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