本当にヤバいのはベトナム人よりも日本人という話

ベトナムにいるとベトナム人に関する愚痴を日本人からよく聞きますが、一部の日本人間では「本当にヤバいのは日本人」説があります。確かに私のこれまでの経験を振り返ってみても、やらかす事の重大なレベルは日本人のほうがインパクトが強いので、何となくそんな話になるのも分かる気がします。今回は私が知っている悪い意味でインパクトの大きな日本人を紹介します。

渡航直前に音信不通

顧客が新しい日本人を採用したときの話。ベトナム側での受け入れ態勢を全て整え、後は渡航を待つのみとなった状態。ところが渡航3日前になって音信不通になったようです。ビザも取って住居も借りて、航空券も会社負担で取ったにも関わらずいきなり消息不明。こんな場合は損害賠償は請求できるの?と私のところへ相談がありました。国を跨いでとなりますが、日本国内でもこれに似たようなケースは結構あるようです。しかしほとんどの企業は泣き寝入りというのが多い模様。実際この消息不明によって企業が数100万円の損害を受けたとかであれば、出るとこに出て賠償を請求するのも得策といえます。しかし数十万円程度の額であれば、たとえ実損額を取り返すことができても、それに費やす時間と費用、人員を考えれば企業にとっては割に合いません。なので泣き寝入りを強いられる企業が多くなります。最近はブラック企業云々がよく取り上げられますが、こういったブラック人材については取り上げられないのは企業にとって腹立たしいところでしょうね。

飲んで脱いで逮捕

これも顧客の会社での出来事。一見普通の青年ですが、酒乱の傾向があったようです。新しく入社した歓迎会を会社で開いたところ、酔っぱらって全裸になったとのことです。そこでストップしていたらまだしも、なぜかそれで外へ出て住民の通報により御用。さすがにそんな人を置いておくわけにもいかないので、あえなく試用期間1週間で契約終了となりました。全裸は日本でもアウトですが、ここはベトナム。もっとアウトです。

行方不明になり大使館で保護&日本送還

知り合いのベトナム人が勤める日本語学校で新しい日本人日本語教師を雇ったときの話。私がそのベトナム人と飲みに行ったときに一緒に連れてきました。正直会って1時間ぐらいで「ちょっとおかしい人だな。」と思いましたが、とりあえずその場では何事もなく帰宅。しかし後日ベトナム人の友人から「ちょっとあの人は普通じゃなさそうだ」と連絡が入ります。私は同じ日本人なのですぐにそれが分かりましたが、どうやら数日たってベトナム人のその人のおかしさに気付いたようです。聞くところによると色々な奇行が目立つとのことです。そんなやり取りをした数日後、その人が行方不明になったという話がありました。日本語学校関係者で各方面探し回りましたが見つからないこと。最悪の事態が頭をよぎります。

一応私は面識こそあれど一緒に探すということはしなかったのですが、そこへ一本の電話がありました。日本大使館からです。

「すいません、お知り合いを保護していますので迎えに来てもらえませんか?」

なぜか私が保護者になってしまっていると思いつつ、職員が言うには私の名刺を持っていたので、そこへ連絡をしたとのことです。その人の日本語学校には他に日本人はいません。なので仕方がなく友人のベトナム人へ連絡、私も一緒に日本大使館へ向かいます。事の顛末を本人に聞くと、どうやら自分が住んでいる場所や住所も知らずにタクシーに乗ってどこかへ行き、そのまま帰る場所が分からなくなってしまったとのことです。

「子どもか!!」とツッコみたくなりましたが、私が感じたその人の普通じゃないこと、友人が言う奇行などを考えるとそれ以上責める気にはなりません。また大使館の職員も保護中にこの人はちょっと普通ではないと悟ったのか、

「放っておくとまた危険なことになるかもしれませんので、責任をもって日本へ帰国させてください」

とのこと。なぜか私が責任者みたいになっていますので、私との関係性を説明した上で帰国させるよう日本語学校へ手配をさせました。

ベトナム人でも適当にやらかす奴は普通にいますが、程度のぶっ飛び具合でいくと日本人のほうが多い、私もその意見に賛成です。