ワールドカップも佳境を迎えています。日本は残念でしたが組み合わせ上、トーナメントに進出しただけでもよくやったんじゃないでしょうか。さてワールドカップ出場には今のところ遠い存在のベトナムですが、サッカーが国民的スポーツということもあり連日ワールドカップに関する話題はつきません。今回はそんなベトナムでワールドカップ期間を過ごしている立場から感じることをお伝えします。
ホンマにサッカー好きやな
放映権の兼ね合いもあり、ベトナムでは国営放送でワールドカップ全ての試合が生放送されています。ベトナム人でサッカーが好きな人は漏れずに試合観戦しているのかもしれませんが、もちろん大して注目されていない試合もあります。この辺りは視聴率を気にする必要がない国営放送だからできるわざでしょうか。
このワールドカップ期間はアンダーグラウンドな賭け事が流行する時期でもあります。ニュースでも連日ワールドカップに纏わる違法な賭け事が摘発された事件が放送されていますが、没収される金額も日本円で数億円以上のレベルと結構な規模で行われています。どんでん返しの試合などがあった日は質屋が儲かるようで、日本のグループリーグ戦なんかも結構その対象になっていたのではと思われます。
日本のゴミ掃除
日本人サポーターがゴミ掃除をしていたことを世界で賞賛されている報道がありましたが、ベトナムでも同じようなニュースがありました。まあ構成としてはベトナムがそれを見て素晴らしいという目線の報道ではなく、日本のそういった行動に世界が賞賛しているというのを紹介しているような感じです。同じく選手がロッカーを清掃して帰る点も言及されており、こういったところに日本人の特徴が表れていると感じたようです。
日本国内に目を向けるとこれがどこでも行われているわけではないのは百も承知ですが、まあ一般的な日本人の感覚的だとこれが普通なのかなぁと。
・自分が使ったものはキレイにして返す
・人の物は極力汚さずに使う
個人的に良き日本の精神だと思っています。やっぱりベトナム人に物を貸して返って来た時に「もっとキレイに使えよ」とか「ちゃんと洗って返せよ」と思うことは時々あるわけで、日本人に物を貸す場合はその辺りを心配する必要がありません。賃貸住宅などで日本人に貸すのを喜ぶベトナム人オーナーは多いものですが、これもそういった日本人の物の使い方に関する感覚があってのことかと思います。