他人とケンカするベトナム人

ベトナム人は人懐っこいとか距離が近いとかいろいろ言われていますが、人との距離が近いということはそれだけ衝突も多くなります。また日本人と比べて感情を押し殺す国民性ではありませんので、気にいらないことがあれば感情をぶつけ合うこともよくあります。

同じフロアにいる隣人の場合

ローカルのベトナムではマンションの同じフロアに住んでいる人は一種の共同体のようなところがあります。付き合いも密になりますが、これには良し悪しがありまして、隣人同士の衝突もよく起こります。

私の家の隣人は同じフロアに住んでいる住民3世帯と既に喧嘩済みで、将来的に引っ越しを検討しているようです。喧嘩の理由は大体が子ども関係になるのですが、子ども同士の喧嘩から大人同士の喧嘩に発展して現在に至っているという感じです(因みにきっかけの子ども達は普通に仲直りして遊んでいるが、親同士は依然冷戦状態という情けなさ)。日本人の私からすると色々と突っ込みたくなるんですが、これがベトナムの日常です。一応名誉のために補足しておきますと、このベトナム人らも至って常識人で、特に変わった人たちというわけではありません。

それなりの期間をベトナムで暮らしている人は、路上でベトナム人同士が喧嘩している光景を見たことがあるのではないでしょうか。それぐらいベトナム人同士の喧嘩(口論)は普通なのです。

(参考までにこれはコミカルですが、ベトナムの隣人同士の喧嘩とはこんな感じ)

薄い付き合いで平和なのと濃い付き合いで喧嘩になるのとどちらがいいか

日本人の他人との付き合いは薄いと言われます。これはベトナム人からすると、ときにドライと捉えられるようで日本で暮らすベトナム人がよく感じるところなのだそうな。確かにベトナム人は他人との付き合いレベルの物差しに家族をよく出します。例えば、

「あなたのことは兄のように思っているから。。。」や「あそこの家庭は親戚のようなものだから。」といったフレーズをよく聞くものです。精神的な距離感の近さを表すのに家族を出すのはいかにもベトナムらしいと言えます。でもって人によっては結構簡単にその人の精神的な身内に昇格できたりします。

距離が近い→思ったことをなんでも言える→衝突→決裂

ベトナム人と深い仲になるとこのような展開に発展することが日本人のそれより多いように思います。どれだけ親しくても要所要所で一歩引いた付き合いができるベトナム人は私にとって非常に仲良くしやすい存在です。