外国人に貸すのを渋る日本人大家、日本人に喜んで貸すベトナム人大家

貸したものをどれだけ貸した状態で返してくれるかは気になるところ。それが住居であれば尚更です。

こちらの記事ではベトナム人が家賃未払のまま帰国してしまうということが書かれていますが、日本ではそれ以外にも色々なトラブルを懸念して外国人に住居を貸し渋る大家が多いと聞きます。今回の記事はその点について書いていきたいと思います。

外国人に貸したくない日本人大家

こういうことになると外国人差別と言われかねませんが、実際のトラブル事例を聞いてみますと大家の気持ちも分かります。最近日本ですっかりおなじみになったベトナム人の住居トラブルについて私が聞いた話を挙げてみます。

ベトナム人同士による騒ぎ声

とにかく人をたくさん呼んで自宅でパーティをやりたがるベトナム人。酒が入れば声量は尚更大きくなり、隣近所から通報を受けることになります。夜間に騒ぐのは論外ですが、日本は昼であっても騒音は厳禁です。しかしその辺りも祖国で夜間に爆音でカラオケができる人たちにとっては中々理解しずらいのでしょう。またベトナム人は日本人より声が大きいので、普通に電話で話すだけでも日本人にとってはやかましいと感じることがよくあります。アパートの廊下で電話をしているベトナム人がやかましいという苦情もよく聞きます。

ゴミの分別をしない

面倒くさいからしないのか、単純に分別の仕方を知らないのかは分かりませんが、こういったゴミの出し方から近隣住民とトラブルになることがあります。これもやはりゴミを一緒くたに纏めて処理するベトナムからきたら、事前に教育を受けていない限りは理解できないでしょう。

住居をきれいに使わない

ここでいう「きれい」とは主に生ごみの処理についてです。日本はとにかくゴキブリやハエを筆頭に虫が湧くことを嫌がりますので、その原因になる処理をきっちします。しかしベトナム人は害虫は嫌と思っても、なぜその害虫が湧くのかを知らない、または気にしない人がいます。また自分の部屋の不衛生が原因で隣近所まで影響が出ると分かっている人も少ないでしょう。これもトラブルになる代表例かと思います。

ある程度育ちで判断ができる

上記のようなトラブルが起こりそうかはそのベトナム人の育ちで大体判断ができます。100%ではありませんが、やはりベトナムの田舎から日本にやってきた層ほどトラブルを引き起こしやすいと言え、技能実習生や出稼ぎ留学生はやはりそういった類の人が多くなります。今の日本にいるベトナム人はこの層が多いので、数の問題から「ベトナム人=トラブルが多い」という構図になりやすのかと思います。

一方、都会で現代的な基準を理解しているベトナム人であれば日本で生活しても特に日本人に目くじらを立てられることはないでしょう。例えば私のオフィスで働くベトナム人をそのまま日本に放り込んだとしても、近隣住民とトラブルになることはないと思います。彼ら彼女から言わせれば、上で書いたようなことはベトナムでもしませんし、それが人の迷惑になるという自覚があるとのこと。逆に田舎から出てきたベトナム人であればそんなこともあるだろうとも言います。結局はベトナム国内における日頃の生活環境の問題です。

日本人に喜んで家を貸すベトナム人オーナー

これはベトナム現地で有名な話です。外国人向けに家を貸すということで、日本人だと特に喜ぶオーナーがいます。理由はキレイに使ってくれるからです。私も経験がありますが、返すときに現状維持で返してくれる確率が非常に高いとのこと。自分が住む家なので普通の感覚でキレイに使っているだけなんですが、それがベトナム人オーナーにとっては大変ありがたいようです。

日本人とベトナム人の日常を観察していますと、日本人は使うものに対して極力汚さずに使うよう努める人が多いですが、ベトナム人は後で掃除するのであれば気にせず汚して使う人が多いのが特徴。ものは使うとある程度汚れるものですし、あとで掃除をしてきれいにすれば同じことのように思われますが、この意識の違いは長い目で見たときに結構な差が出るように思います。

まだベトナムに住んで10年経たない私ですが、ベトナム人のモラルや衛生感覚は毎年少しずつ向上していってるように思います。今後もそれが続き、日本での住居トラブルが減っていってほしいものです。