ベトナムの休校、世間の反応

ベトナムのGWが5月3日に終わって4日から通常稼働と思いきや、GW中に発生したコロナ感染により4日から急遽学校や特定業種の営業停止といった措置が取られました。3日の夕食時にテレビのニュースで発表されていたのを見て知ったので、かなり急な発表です。今となっては驚きもありませんし、我が家についてはそれほど大きな影響はありませんが、やっぱり困る家庭もあるわけでして。今回は世間の反応について紹介します。

各家庭について

我が家の場合

妻が基本専業主婦(ネットを使った商品売買を自宅でちょっとやってます)なので、子どもの世話がどうにもならないということはありません。上の娘は保育園で、それが休校になると下の子どもと合わせて二人世話をしなければならないので大変になるという程度です。

一般的なベトナム人家庭の場合

夫婦共働きが多いので休校になると誰が子どもの世話をすんの?って話になります。元々祖母が家に来て家事や子守を手伝っている場合はそれでOK。祖母がいない場合は子どもを田舎へ送るなどで対応します。場合によっては近所で助け合って、手が空いてる人に子守を臨時でお願いするということもありますが、これは日頃からの関係性が良くないと中々難しいものがあります。

日本人家庭の場合

子どもを日本人学校に入れてる家庭ですが、やっぱり日本人学校も休校です。家族帯同で来ている場合は奥さんが専業主婦というところも多いので、その場合は問題ないでしょう。たまに夫婦共働きという家もありますが、話を聞く限り旦那さんがメインの働き手という家庭がほとんどなので、奥さんの仕事は休むなり在宅なりで、何かと柔軟に対応できているようです。

学校の勉強が遅れる?

昨年からですがコロナによる長期休校によって勉強が遅れることを懸念する声は多いです。オンラインで授業をやると言っても生の授業とはやはり違いますので子どもの学習定着度合いも低いのだとか。そこを補うための様々な取り組みがテレビで紹介されていましたが、全体的に見ていて思うのはやっぱり金がある家は強いなということです。

しかしテレビのニュースで取り上げられるのはこういった学習面の遅れについてですが、日本のように「子どもの学生時代の思い出作りがー」みたいな報道はありません。勉強だけ取り上げるのはある意味真面目、「コロナで命の危険があるのに思い出とか言ってんじゃねーよ」といったところでしょうか。まあ日本の学校ほど行事が多いわけではありませんし、修学旅行なんてのも一部の私立学校にしかありませんからね。

新規の感染者数が10人ちょっとなので、今の日本と比べると塵みたいなもんだと思いますが、休校などこの辺りの措置の速さは日本と比べ物になりません。一応政府として学校関係を何よりも早く休校とするのは、

・校内での濃厚接触が限りなく強い

・子どもなので自衛を求めるのに限界がある

・子どもだけでなく親の送り迎えを含めて密になりやすい

・学校でクラスターが発生すると抑えるのが大変

としています。普通の会社関係はとりあえず自分たちである程度自衛できるだろうということで、もう少し感染が広がれば外出禁止令が出るのかなぁと思っています。まあ形だけの日本の緊急事態宣言よりはよっぽど効果があります。

>