ベトナム人は子どもといっしょに風呂に入らない?

娘を風呂に入れていたときにふと思ったことについて記事にします。今まで特に気にしなかったのですが、改めて感じたことを妻や周りのベトナム人に聞いてみて認識したことです。

服を着たまま風呂に入る

先日自分が風呂に入ろうと思ったときにちょうど娘も入ろう(妻が入れよう)としていたので、ついでに私が娘を風呂に入れることにしました。我が家はバスタブが無くシャワーのみです。この後自分も風呂に入りますので当然私は全裸になります。先に娘の体を洗って、上がったあとは妻に引き渡します。

この一連の流れは日本人であれば誰でも想像できると思いますし、特に違和感を感じることはないでしょう。ただベトナムにおいてはおかしいとは言いませんが、普通というものでもないようです。

というのもベトナムでは子どもを風呂に入れるとき、大人は服を着た状態のままで入ることが普通です。「一緒に入る」というより「子どもを風呂に入れる」と表現するのが適切で、ストレートな言い方をすると風呂に入れる大人と子ども双方が全裸という構図にはなりません。実際私の妻も子どもが生まれて以降、子どもと全裸でお風呂に入っている場は見たことがありません。これには子どもが風呂に入る時間(夕方)と妻が風呂に入る時間(寝る前)の違いもあります。

気候や風呂の設備も関係あるかも

(日本の浴室はベトナムのそれと比べて住居面積における面積率が高い)

ベトナムの一般家庭にはバスタブがないのが普通なので、一年中シャワーだけで済ませます。もしバスタブがあって子どもをバスタブに入れるのであれば、その中で一緒に遊んだり、子どもがバスタブに入っている間に自分も体を洗うということができます。しかしシャワーだけの場合、こういった場の取り方ができませんので必然的に風呂は別々に入るということになるのかと。ベトナム語で「子どもと一緒に風呂に入る」と検索しますと日本の入浴の場面ばかりがヒットしますので、やはりベトナムの文化では一般的ではないと考えられます。

また気候の関係もあるのかなぁと個人的には思っています。日本の冬は湯につからないと風邪をひく危険性がありますが、子どもはしっかり湯につからない傾向があるので大人が一緒に入ってしっかりぬくもらせる必要があります。(バスタブの中で100まで数えさせられた経験がある方もいるんじゃないでしょうか。少なくても私の幼少期はそんな感じでした。)子どもをバスタブでぬくもらせている間、大人が服を着た状態で風呂椅子に座っている光景は中々シュールなものがありますので、やっぱりその時は一緒に風呂に入りますよね。

ベトナムではそういった必要がありませんので、これも親(大人)が一緒に全裸になって風呂に入る習慣ができにくい要素なのかなと勝手に思っています。

因みにベトナム北部の冬場はそれなりに冷え込むので、お湯がないと風呂には入れないのですが、お湯はタンク式で無くなれば水になってしまいます。なので子どもと一緒に入ったり連続で入ると最後のほうは水になってしまうので、そういう観点からも冬場の同時入浴は難しいものがあります。

ベトナムで紹介された日本の奇妙な習慣

ベトナム語の記事で日本の親子入浴に関する奇妙な習慣として以下のようなものが取り上げられています。

https://vietnamnet.vn/vn/doi-song/gia-dinh/con-gai-lon-tam-chung-voi-bo-chuyen-la-o-nhat-ban-614082.html

要はそれなりの年齢になった娘がいまだに父親と一緒にお風呂に入っているというものです。日本でこれが一般的とは思いませんが時折聞く話ではありますし、母親と息子でもある話かと思います。親子でも全裸で一緒に風呂に入る習慣のないベトナム人にとっては日本人以上に驚くのも無理はないでしょう。でもって赤の他人と全裸でまみえる銭湯は恥ずかしい極みですし、混浴なんてもってのほかです。

余談ですが家族で日本の実家に帰省した時には妻も全裸で子どもと一緒にお風呂に入ります。バスタブの中で一緒に遊んだりと日本人のそれと変わらない光景です。こういうことを考えるとやっぱり風呂の設備や構造に関する問題が大きいのかなあと思われます。

参考記事:

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