年始のホテル滞在で感じるベトナムの苦しいホテル事情

年始は今となっては恒例のホテル滞在でしたが、今回のホテル滞在は色々考えさせられたので記事にします。ホテル紹介はまとめてこちらの記事に載せていますが、今回は他に書きたいこともありますので別に記事を書きました。最初の紹介では半分そのホテルを批判するような内容になりますが、本記事のメインはそこではありませんのであしからず。

グランドヴィスタホテル(Grand Vista Hotel)

Giang Vo通り沿いに立つ5つ星ホテルです。やけに料金が安かったことと、室内プールがあったので子どももそこで遊べるたろうということでチョイス。確かフリーペーパーのベッターでも紹介されていたような。以下に写真と一緒にホテル概要です。

ロビー

立派なツリー。多分テトまでは置かれていると思われる。

入り口から奥まで見渡せる開放感のあるロビー。正月に行っても立派なクリスマスツリーがあるのはベトナム。建物自体が新しいので設備の新しさや清潔感はあります。

部屋(エグゼクティブルーム)

壁は全面ガラス張りの窓で見晴らしはいい。

所謂普通の5つ星レベル~4つ星レベルの部屋でした。特別これが素晴らしいというものはないですが、ハノイの街を見下ろしながら入れるバスタブのポジショニングはまあ良かったかと思います。しかしシャワーの水圧が弱いのでこれはNo Good。

プール&ジム

温水プールは未知数。子ども向けの浅いところもあったので夏にプール利用だけ(20万VND)で娘ともう1回行ってみようかな。

室内プールと言うことで楽しみにしていましたが手を付けると普通に水。いくらハノイの室内と言えどこの水温でのプール遊びはアホレベル。職員に尋ねると温水処理を今やってなくて、準備するのに数日かかるとのこと。フロントでプールの利用時間や案内に関する説明があったんだが、あれは一体何だったのか?

でもってロッカールームへ行くとちょっと広めのジャグジー発見。これならどうかと水温を上げてくれと頼むと「1時間」ほど待ってくださいと言われます。さて、ベトナム住まいが長い方は何となく想像がつくかもしれませんが、結局5時間たっても水温は30℃を越えませんでした。。。。

温度が22.4℃のジャグジー。5時間で30℃を超えず。すぐそばにシャワーが数台あったのでそこからお湯をぶち込めば1時間ぐらいで適温にできたんじゃないの?と思うものの従業員にそれを提案する勇気はない私。

ジムは特筆するものはなく、写真の通り最低限のものはそろっているといった感じです。しかし床の汚れが半端なかったので、恐らく外靴のまま使用していると思われます。

何となく場末感のあるジム。シューズを持ってなかったので裸足でストレッチをしてたら足の裏が真っ黒になった。

レストラン

館内は2件のレストランがあると書かれています。一つは最上階にある日本食レストラン「MIRAI」。とりあえずどんな感じか上がってみますと既に撤退されていました。ここでも「案内から外しとかんかい!」と心の中で突っ込みを入れます。

廃墟と化した最上階。中央の椅子と机がベトナムの建設現場のリアル。

続いて4階のレストラン「Deli」。どうやらこのレストランだけが稼働しているようで、今はこのレストランのみで食事のサーブをやっている模様。朝ごはんもここで食べましたがビュッフェはなく、オーダーバイキング制でした。去年メトロポールに泊まったときもそうでしたが、そのときはコロナに関する衛生的な事情、今回は単純に我々だけでビュッフェなんて無駄すぎるということなんだと思います。

通常時は奥のところにビュッフェ用の料理が並んでるんだろう。このレストランを自分たちだけで使うわけだから贅沢と言えば贅沢。でもだから何?という程度。
レストランに繋がって子どもの遊び場あり。5つ星ホテルでレストランにこれがあるのは珍しい。ベトナムは子どもがレストランでも自由に走り回るからこういうのがあると利用者は助かる。
やっぱりクリスマス。ベトナムはテトまでクリスマス。サンタも過労死レベル。

ラウンジ

エグゼクティブラウンジがこれは正直しょぼい。通常通り稼働していても期待は持てないレベル。

「Mラウンジ」という名前で自由にドリンクを飲めるサービスが書かれていますが、誰もおらず電気もついていません。仮に稼働していても規模的に大して期待は持てそうにありませんでした。

ロビー横のラウンジ。出張中にちょっとした来客との打ち合わせでは使えそう。

冗談抜きで客は自分たちだけ

時期とタイミングもあると思いますが、滞在中他の客とは全く会いませんでした。てか誰もいなかったんでしょう。私たちが泊まっていたフロアは普通ですが、それ以外のフロアは電気が消えていて、部屋の扉が開けっぱなしにされていました(各フロアを見て回る私も私ですが)。客より従業員の数のほうが多いという光景。エレベーターも3基あるうち1つは停止していました。

それでもホテルの規模からいくと全然少ない従業員なので、マジで経営大丈夫かな?と心配になります。レストランも私たち家族しかいないので従業員はマンツーマン、他愛もない話にも付き合ってくれます。ちょっと突っ込んで「経営大変でしょう?」と言っても、ちょっと言葉を濁す程度で、はっきり「ヤバいです」とは言いませんでした。

これがハノイのホテルの現状

新型コロナウイルスでホテル業が打撃を受けていることは分かり切っていることですが、改めてその状況を体感した滞在でした。「プール温かくしとけよ」と思いましたが、自分のためだけにあのプールを沸かすかと考えるとそりゃ採算あいませんし。「ラウンジちゃんと準備しとけよ」とも思いましたが、やっぱり本音で言えばそこに労力と費用は裂きたくなかったんじゃないのかな。泊まる前に期待していたものを裏切られた感が大きい今回の滞在でしたが、今の社会状況とホテル事情を考えると腹が立つより気の毒に感じる気持ちのほうが強く、怒る気にもなりませんでした。それに人がいない分、気兼ねなくはしゃいでた子どもを見て若干気持ちのやりようもあったんだと思います。

グランドヴィスタホテルは男性の出張者に利用されやすそうなホテルだったので、ハノイにある他の5つ星ホテルよりも人が来なかったんでしょうか。5つ星というよりは4つ星かな?という感じはありますが、大きなホテルを自分たちだけが利用するというある意味貴重な体験でした。

余談ではありますが、妻と新婚のときに見に行ったマレーシア制作の映画「幽霊ホテル」というものがありますが、妻は何となくそれを思い出したとのこと。私は少し古く「シャイニング」を思い出しました。人がいないということによるものだと思いますが、「私たちが帰った後に存在そのものが無くなってたりして。。。」なんて冗談を言いながらの帰りの車中でした。ホテル関係者の方ごめんなさい(笑)

*ホテル紹介の記事にもグランドヴィスタホテルの評価を載せていますが、こちらは通常稼働時はこれぐらいのパフォーマンスが期待できるという見込み評価としています。

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