この時期は学校が夏休みということで、平日でも子どもが来るような商業施設は賑わっています。今回はベトナムの学生の夏休みについて。
ベトナムの夏休みは約3カ月
ベトナムの学校では大体6月~8月までの3カ月が休みとなります。9月から新学年となりますので、この3カ月の期間は受験生であれば入試や入学準備といったものに備える期間という役割もあります。日本の夏休みより長くていいなぁと思うかもしれませんが、逆にベトナムには春休みや冬休みといった概念がありませんので、そういう意味で学生特有の長期休みの総日数は日本とそれほど変わらないんじゃないでしょうか。また6~8月というとベトナムでは酷暑の時期ですので、この時期を休みにするのは気候的にも合理的な気はします。
夏休み期間の過ごし方
3か月休みがあってもずっと遊び惚けてられるのは私の妻が子どもの頃の話だったようです。今は休みといっても半日ぐらいは塾通いという子どもが多く、日本の子どもの塾通いと似たような感じになっています。ただ少し違うのはその塾の先生が普段自分が教わっている学校の先生という点です。長期の夏休みの期間は学校の先生にとっても副業期間になっているようで、自ら個人塾を開いて生計を立てている先生もそれなりにいます。民間の専門塾に通うのは立地的にも経済的にも負担が大きいという保護者は好んでそちらに通わせています。授業内容は新学年に向けた先取り学習の他、個別に前学年度の苦手事項克服など色々なようで、雰囲気としては寺子屋みたいなものかと思います。
なので現代の子どもは3か月の休み期間があっても勉強から完全に解放される期間は少ないそうで、私の住むマンションでも毎日学習カバンを持ってどこかに行く子どもたちをよく見かけます。
自分の子どもたちはどうするか
私の子どもたちもそれなりの年齢になったら似たような過ごし方になるのかと思います。ただ折角3か月の休みがあるわけなので、そのタイミングが日本に一時帰国する時期にもなるでしょう。ベトナムでの学校の勉強についていける前提でそれなりの期間日本で過ごさせたいと思う気持ちもあります。最近の日本では一時帰国の帰国子女を小学校で短期で受け入れるプログラムがあるみたいなので、1カ月ぐらいの期間そういったところに入れるのもアリかなぁとも考えたり。。。言葉の問題とかもありますので、その点は少し慎重に検討しながら様子を見ていく必要がありそうです。