ベトナム語学習に漫画を使うのは有効か?メリット、デメリットを解説

外国語を学習するのに漫画を利用しようと考える人もいるかと思います。日本の漫画は世界で広まっていますし、内容も知っていれば理解も早いんじゃないかと思うことでしょう。今回は漫画を使ったベトナム語学習のメリット、デメリットについて解説します。尚、本記事はベトナム語学習に限らず外国語学習全般に当てはまるかと思われます。

漫画を使ったベトナム語学習のメリット

ベトナムの『鬼滅の刃 Thanh Gươm Diệt Quỷ』直訳は「鬼殺しの剣」

メリット1:漫画なので絵が豊富

話されている言葉と絵が常にリンクしているのが漫画の特徴ですので、どういったシチュエーションや話し手の感情でそのフレーズが使われるのかが理解しやすいです。

メリット2:内容が頭に入っている場合は理解しやすい

既に日本語版でその作品を読んだことがある場合は、話の流れや場合によってはそのセリフも頭に入っているでしょうから理解が進みやすいと思われます。「日本語でこの言い回しはベトナム語でこう言うのか」と感心することは漫画ではよくあります。

漫画を使ったベトナム語学習のデメリット

デメリット1:文法などの体系的な理解が難しい

漫画はほとんどが話言葉なので、文法的な理解が進みにくくなります。特に文法を度外視した崩れた表現もよく使われるので、ベトナム語の理解がおぼつかない状態で学習ツールとして使うと意味が分からないということがよくあるでしょう。

デメリット2:俗語など辞書で対応できない表現も多い

スラングや若者言葉が多用されるような漫画では手持ちの辞書で対応できないようなフレーズもよくあります。日本語版のセリフが分かっていれば「おそらくこんなことを言ってるのだろう」と推測することは可能ですが、学習という観点から言うとものにするには心許ないです。

デメリット3:実際に使う場合の正当性が覚束ない

漫画は登場人物のカラーに合わせたしゃべり方をしますので、それを実生活で真似るとすごく不自然な話し方になっている可能性があります。例えばドラゴンボールの悟空の話し方を完璧にマスターしたベトナム人がいたとしても、それを普通の場で話していればどれだけ流暢でも笑われること必至でしょう。ネイティブであればTPOの判断がつきますが、外国人からするとどこからが自然でどこからが不自然かの判断がつきにくいものです。

ベトナム語学習に漫画を使うのはあくまで娯楽の延長と考える

ベトナム語で漫画を読みこなすには相応のベトナム語力が必要になります。漫画を読めるようになるためにベトナム語学習を頑張るという動機づけとしてはいいと思いますが、学習のツールとして使うのは注意が必要です。通常はきちんとしたテキストで学びつつ、息抜きの要素で漫画を用いる程度が適切かと考えます。