北か南かでコンビニの感覚が変わる

北部(ハノイ)住まいの私にとって日系のコンビニは遠い存在です。南部はホーチミン市を筆頭にファミリーマートやセブンイレブン、ミニストップといった日系のコンビニがありますがハノイにはそれらのコンビニがないのが現状です。今回は「北からみるコンビニ」について書こうと思います。

10年前はコンビニ自体が無かった?

(北部で幅をきかせているビンマート+。コンビニというより簡易型スーパーと言ったほうがしっくりくるかも。)

ちょうど私がベトナムに来た時はハノイでもコンビニがありませんでした。ハノイ中心部でも個人でやってるコンビニもどき(売店)のような店が主流で、それ以外はレジもないような雑貨屋で飲み物などの類を買う感じです。それからサークルK(日本資本ではないので所謂日本のコンビニには程遠い)やビンマート+などが出店し、「ハノイにもコンビニあるよ」と言えるようになりました。

南部には結構前から日系のコンビニがありましたが、中々北部に進出する気配がなく現在に至っています。どこまで本当か分かりませんがビングループが日系コンビニの進出を阻んでいるなど、北部に来れない理由は色々と日本人間で噂話となっています。

北住まいが南へ行くと

(Zingよりセブンイレブンがホーチミン市に出店したときの光景。この行列時点でコンビニではない。)

時々出張などでホーチミン市へ行くと必ず1回は日系のコンビニに立ち寄ります。日本のコンビニと同じではないのでそれを期待するのはナンセンスですが、それでも北のコンビニよりは当然日系感を感じることができます。何かを買う目的ではなく、久しぶりだからどんな変化(より日本らしさ)があるかチェックに行くような感覚です。まあ個人的には日本と同じおにぎりがあったらいいなぁと思いますが、需要の関係かこの先も出会うのは難しいかもしれません。それでも北にあるコンビニが全部南の日系コンビニに変わるとしたら、全然ウェルカムですけどね。

こんな記事を書いていますが別にコンビニがないと困るというような感性ではありませんので、日本風にこだわらずより便利で魅力的なコンビニが登場するのを気長に待とうと思います。それこそ地方住みの人からすればコンビニどころかスーパーでもそれなりの距離を行かないとないわけですから、そんな贅沢は言ってられません。

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